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箱根古城跡登城日:(2008.12.14) 所在地: 三島市(町大字名なし) |
歴史 |
箱根古城(正式な名称ではない)は、鎌倉古道が城内を東西に走る峠の山城であり、街道の押えや関所代わりの要衝であったようだ。詳細な資料はないが、その創建時期は鎌倉古道を含む峠一帯の緊張が高まった時期である建武二年(1335)頃と見られている。その後も鎌倉古道を押える拠点として大いに活躍したであろうと考えられている。
『中世城郭研究 第21号』中世城郭研究会刊参照
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資料 |
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私見 |
山中城脇の国道1号線を北へ走らせていくと芦の湖カントリークラブが見えてきます。その手前を左折し、閑静な別荘地エリアの隅に「鎌倉古道入口」の標識がありますが、そこから城跡をめざします。 古い街道跡だというのは言われないとわからないですね。一騎駆けのように細い道から土橋へと少し折れた地点が城域です。右手に2つの堀切を持つ細い尾根上に郭跡が段になっているのがわかります。左手側は土塁です。街道を抑える役割を持っていたのでしょうけど、ほんとにここを人が通っていたのかなと思うくらい今は寂しい状態ですね。 城跡として発見されてからまだ日が浅いですので、今後の調査、研究成果を待ちたいと思います。
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