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南一色城跡登城日:(2008.12.14) 所在地: 駿東郡長泉町南一色 |
歴史 | 『日本城郭体系』新人物往来社刊参照
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資料 |
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私見 |
南一色城があったのは南東に張り出した丘陵の先端上でした。現在は畑地となっていますので、地権者の方には十分配慮をした散策を心掛けないといけません。 西側からのアプローチだったのですが、畑脇を通りすぎ墓地をすぎ、少し林となっている辺りから城域なのでしょうか。すぐ先に大きな堀切があり、いかにも城跡だといわんばかりの様相を呈していました。堀切の右側斜面へはそのまま掘り下げているようにも見えますが残念ながら藪っていて確認しづらい状態です。 堀底を歩いて左へと進路をとると、虎口が見えてきます。そして虎口をすぎた先は一気に視界が広がり、左右に土塁を有する郭跡であったことがよくわかるようになっていました。郭内は畑地ですので、土塁の上を歩きながら一周していきます。途中で郭が二分されていることがわかり、それぞれに段差がついているのが確認できます。どうやら方形単郭な城館ではなかったようですね。南側には虎口らしき形状が残りますが、やはり藪がひどくてそれ以上は確認することができません。段をさがって帯曲輪があるようなのですが、それ以上は想像するしかなさそうです。 反対に、北側は急斜面で視界もよく、広く一帯を見渡すことができるようになっています。木々も刈られ、斜面の工事を行われているようですので以前がどういう状態だったのかはわからないですね。なんだか少々消化不良な状態ではありましたが、期待以上の山城遺構には満足でした。城についての情報が工事等によりわかってくるようになればまた違った見方になるのかもしれませんね。
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