HOMEへ Check   Twitterでつぶやく  

勝瑞館跡


登城日:(2006.07.30)
所在地: 板野郡藍住町勝瑞字東勝地
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
訪問時は埋め戻されてしまっていた勝瑞館  勝瑞館の詳細は平成九年度から段階的に実施されている発掘調査により少しずつ明らかになってきている。三好氏の居館として今後の調査結果が待ち遠しい遺跡である。
【戻る】

資料
 

私見
訪問時は埋め戻されてしまっていた勝瑞館  勝瑞館は、勝瑞城とセットで「勝瑞城館跡」として平成13年に国の史跡として指定を受けました。しかしそれ以降も毎年継続した発掘調査が実施されています。第11次となる平成18年3月の発掘調査後に訪れましたのでその時点での情報になりますが、現地は一見して埋め戻された更地のように見えました。遠目でしか確認できないよう立ち入り禁止となってしまっていますので詳しくチェックすることはできません。
 一応現時点での情報を整理しますと、館跡は当初考えられていた方形居館ではなく、いくつかの区画(曲輪)をもつ大規模な館跡であること。国内最大級の池泉式庭園を持っていたこと。考えられていた範囲が徐々に広がってきており、東へ伸びていくと勝瑞城と一体をなしていた可能性がでてきたことなどがあげられます。
 また出土品では和歌を刻んだ硯も発見されており、戦国大名でありながら著名な文化人であった三好氏を偲ばせるものです。今後も注目していきたいと思いますし、これまでの発掘結果はそのまま居館跡公園として整備していってもらいたいなと思います。
【戻る】