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南僧尾城跡登城日:(2007.04.15) 所在地: 神戸市北区淡河町南僧尾 |
歴史 |
南僧尾城の詳細は不明である。室町時代中頃、淡河町神影にある石峯寺に関係した者により築城された可能性が考えられているようである。
『淡河地区農業基盤整備事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書』神戸市教育委員会刊参照
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資料 |
私見 |
淡河城や萩原城があった神戸市北区の淡河町内はあまり知られていない山城があちこちに点在しているのです。南僧尾城はそんな山城群の1つでした。(群と言っても各城の関係を言っているのじゃなく、隣接しているという意味です。)場所は国道428号「淡河本町」の信号から東へ約800メートルほど淡河川沿いの道を東に進み、「萩原」と「淡河」のバス停の中間にある道路を北上します。そのまま道なりに進んで山陽自動車道を跨ぎ、右へ小高い山を巻いて右へ大きくカーブしたあたり、ちょうどカーブの内径に位置する標高205メートル(比高20メートル程)の山上に城跡があったとされています。 登城口は特になさそうでしたので、北側の竹薮から直登してみました。下から見上げても横堀跡かな、それとも帯曲輪?と思うような遺構が見えていましたので一気にそこまで駆け上がります。どうも帯曲輪というよりも通路状の平坦地ですね。 そしてそれに沿ってすぐ東に郭がありました。そこから頂上まであがり、尾根が伸びる南東へと降りていきました。あまり遺構が残ってないなぁと思ってその場を後にしたのですが、『淡河地区農業基盤整備事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書(神戸市教育委員会)』に掲載されている縄張り図では南西斜面上に小さな郭と空堀が残っていたようです。そう言われれば通路状の平面を逆に進めば南西斜面の郭群に到達していたんですね。甘くみていてうっかり見逃してしまいました。(--; でも車道から比高2メートルほどの高さにあるのでどんなものかはすぐ分かりそうですね。またこっちに来た時に寄って見ます。 城跡よりも、ここら一帯が整備のために何度も発掘調査が行われつつ、山が切り崩されていることに衝撃を受けました。一体ここをどうするつもりなんだろう・・って。(^-^;
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