HOMEへ Check   Twitterでつぶやく  

安志藩陣屋跡


登城日:(2006.07.23)
所在地: 姫路市安富町安志、安富中学校
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
安志藩陣屋の移築門が残る真光寺  安志藩陣屋は甲斐小笠原から出た小笠原氏が開いた。信濃国の守護にもなった小笠原氏は、松本城を築城した貞朝や大坂の陣の後には長次が龍野城へ、そして忠真が明石城へと徳川の世になっても繁栄を続けてきた一族である。
 寛永九年(1632)には長次が豊前小倉城へ移封したが五代目にして継嗣がなくなったために改易となる危機を迎えることになる。しかし今までの功により小笠原氏は五歳の幼い長興に播磨の安志に一万石を与えられ断絶を免れることができた。そしてそのまま明治維新にまで続いていくことになった。

『ひょうごの城紀行(上)』神戸新聞総合出版センター刊参照

【戻る】

資料
 

私見
安富中前には安志藩陣屋の碑があります。  安志藩陣屋があったとされる場所は現在は安富中学校が建っています。少し高台になっていますが今でもよくわかりますが、それ以上は遺構らしいものは何もなさそうです。天明六年(1786)の火災、嘉永七年(1854)の地震、明治十三年(1880)の地震などにより完全に破壊されてしまったのでしょう。
 中国道をはさんで南側の集落内にある真光寺には藩主邸の表門が移築されていますので要チェックです。ちょっと道が狭いので車で来られる方は気をつけてください。
【戻る】