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山家陣屋

山家陣屋跡


登城日:(2008.04.28)
所在地: 綾部市広瀬町
 
【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
特徴的な門が陣屋跡を際立たせてますね。  ここは、谷出羽守衛友が天正十年秀吉より一万六千石をもって、美濃国から封ぜられた、谷藩政中心の地である。
 藩主谷出羽守衛友の父は、大膳亮衛好といい織田信長に仕え、天正四年の大阪本願寺攻めに軍功をあげ家紋「揚羽蝶」を賜るが、天正七年播州三木城別所長治を攻め討死し、三木の如意山金剛寺に祀る。(大膳郭に墓地)
 山家初代藩主出羽守衛友は、父衛好と共に三木城攻めに加わり、父討死のとき、その屍を奪い返し仇を討ち取る。
 このときの勇戦の感状を、秀吉から家紋「五三の桐」を受け本領(山家)加増され、山家に封ぜられた。
 城址内の灯籠には、こうした史実を止める「揚羽蝶」と「五三の桐」の紋が残されている。
 こうした歴史を秘める、この山家城址は約21,300平方メートルの面積を有し、城址内には藩主の祖霊を祀る、谷霊神社や背後の山腹には式内社の一つである伊也神社があり、歴史的な文化をいまも止めている。
 この城址は、春は梅と桜、夏は色濃い緑に上林川の瀬音、秋はもみじの紅葉と、広く市民が憩う風光明媚な地として親しまれている。

『山家陣屋案内板』綾部市

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資料
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私見
広い公園となってますが、こういうのが悩まされます。  山家陣屋は、由良川にそって走る国道27号線を北へ斜面をあがった先に広がる公園となっていました。国道を走っていては気づかずに通り過ぎてしまいそうです。由良川に注ぐ川の脇に「山家城近道」というのがあがっていたと思いますが、だまされてはいけませんよ(^^;。車で回りこんだほうが楽です。
 陣屋跡は模擬の門が視界に飛び込んできますので驚かされますが、中に踏み込むと「おや?」という印象です。かなり敷地面積が広いのもそうですが、なにより何がなんだかわからんと言いますか・・(^^;
 そういえば三木の平田村付城の谷大膳のお墓の脇の燈籠にこことの繋がりを感じたのを思い出しました。三木の付城に思いいれのある私にはちょっとだけ浸れた瞬間でした。
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