吹田城の名が歴史に現れたのはかなり古い。建武三年（１３３６）には足利氏方の周防次郎四郎親家が水田城で戦った記録がある。また永享年間（１４２９−４１）には、吹田河内守重通が拠ったとする。
　応仁元年（１４６７）には、三宅・吹田・茨木・芥川の諸士が東軍に属して京で戦っている。
　大栄六年（１５２６）には、細川高国の家臣香西四郎左衛門尉と細川伊賢との争いが元となり、やがて高国と細川晴元との合戦にまで拡大する。このとき、高国方に属した池田城を細川勢が討とうとした際に、三宅・吹田勢も味方して吹田に陣を構えた。が、高国方の伊勢神戸衆・伊丹衆らに攻められ、吹田氏は討死となる。

 

　この吹田城がどこにあったかは議論があるが、なだらかな丘陵の上に位置する、現在のアサヒビール工場の敷地内であろうといわれています。実は以前からここの存在はよく知っていたのですが、城跡としてカウントするのは躊躇していました。工場内にも踏み込めないってのが理由でしたが・・。まぁＯＫとします（^^;