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伏見城跡 登城日:(2003.08.31→2008.07.20) 所在地: 京都市伏見区桃山町 |
歴史 |
伏見城は文禄三年(1594)に豊臣秀吉によって築城された。淀城の天守・櫓を移築したものだったのだが、震災により崩壊してしまった。 慶長元年(1594)に再建した時には、聚楽第・比蘇寺五重塔などを移した豪壮なものとなったようである。同五年に秀吉が没すると、城は徳川家康のものとなり、元和九年(1623)の三代将軍徳川家光の将軍宣下後、廃城となった。 廃城後の建築物は、二条城や福山城、高台寺などに移築され永く後の世に伝えられていったのである。現在は伏見桃山陵として、立ち入り禁止となっている。 『京・伏見歴史の旅』山川出版社刊参照
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資料 |
私見 |
伏見城のランドマークといえば、やはり桃山城ですよね。しかし残念ながら桃山城が聳え立つキャッスルランドが2003年1月に閉園したために近くにまで行くことができなくなっています。辛うじてフェンス越しにその姿を拝むことができるだけです。姫路城を模した大天守と、彦根城を模した小天守、伏見城とは歴史的な関係は一切ありませんが、それでも遠くから視界に入ってくるその姿にはなんとも雄大で重厚な印象をうけてしまうのは認めざるをえないかなぁと思っています。 さて、視点を移し、古城山の西側麓にある、御香宮神社に向いました。ここには伏見城の名残を見せる石垣と、当時の大手門が移築されているということで、伏見城を語るには必須な場所なんですね。 寺を散策するには境内にある有料駐車場に車を停めないといけないんですが(付近に路駐はさすがにできないでしょ)、なんと900円なんです。私はたまたま「門の写真をとるだけ」とか行ってたら「だったらそこに停めていいよ。すぐ出て行くんなら無料でいいよ」と大変ありがたいお言葉が管理人の方からいただきました。(感謝!!) ってことで大急ぎで門と石垣、そして境内に散乱している伏見城残石の山も写真に収めました。この伏見城の残石ってほんとなのかなぁ・・めちゃめちゃ適当な扱いをされていますが(笑)。 最後に桃山御陵にも車を走らせました。車止めがあるところから徒歩で旧本丸跡までいけるようですが、面倒になってやめてしまいました。ここも木々の中を歩いていけば遺構だってあるんでしょうね。この伏見城、世間一般には「桃山城」だと思いますが、各地に散らばっている”伏見”櫓だとか、福山城に移築された伏見櫓だとか、ほんといろいろ遺構というか、伏見城の歴史が現在に溶け込んでしまっているんですね。時間をかけて追究するのも面白いかもしれません。 久々に来ました。すっかりキレイに整備されて天守の撮影が自由にできるのがいいですね(^^;。模擬天守でもここまで突き抜けてたらなんか良いんですよねぇ・・。なんででしょ。
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